Yamacoh Ohitsu Sawara Japanese Wooden Rice Container (Nosebitsu) 30Cm 山下工芸

お櫃（おひつ）は、炊飯器から出した蒸したご飯を保存するために使用される、蓋付きの伝統的な木製容器です。これは日本料理に欠かせないアイテムであり、日本の岐阜県にある株式会社ヤマコーは長年お櫃を製造しています。 お櫃は、木曽地域で育った特別な種類の木材であるサワラ材で作られています。サワラ材は、古代から日本の伝統的な調理器具を作るために使用されてきました。この種類の木材は、他の種類の木よりも多くの樹脂を含んでおり、耐水性と耐久性を提供します。さらに、天然の抗菌効果があります。 このお櫃は、美しい柾目（まさめ）模様と銅の装飾が特徴です。ご飯から余分な水分を吸収し、べたつかず柔らかく保ちます。江戸櫃（えどびつ）と直櫃（のせびつ）はどちらもお櫃であり、違いは蓋の形です。 使用後は、お櫃を適切に洗浄して乾燥させることが重要です。表面に樹脂が染み出すことがありますが、これは酢またはエタノール液（消毒用アルコール）で除去できます。容器は熱湯で洗い、直射日光を避けて、涼しく換気の良い場所で乾燥させる必要があります。適切に乾燥させないと、すぐに収縮し、ひび割れや銅の装飾の緩みの原因となることがあります。 株式会社ヤマコーは、江戸時代（1603年〜1868年）に江戸（東京）と京都の間の宿場町であった岐阜県中津川市で1972年に設立されました。この会社は伝統的な職人技に誇りを持っており、長年にわたって精巧なお櫃を作り続けています。